今一度、感染管理について学びませんか?

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こんにちこんばんは。大変な騒動になっている状態ですが、みなさんお元気でしょうか?
新型コロナウイルスのため、不安を抱えている方も多いかと思います。この投稿は、歯科医療従事者はもちろん、一般の方にも読んでいただきたく思います。
私が近年、懸念してきたことが起こってきているので、ぜひ知ってください。

今回、お話をするトピックスは、感染管理です。感染管理と言うと外科処置、手術のイメージがあるかと思われますが、そうではありません。いま、皆さんが直面している新型コロナウイルスとの戦いも感染管理の問題です。
歯科医院の話で言いますと、当医院では大きな処置を行っていないため、関係ないって言ってあまり取り組んでこなかった医院もたくさんあると思います。まず、歯科医院のお話を進めていきますね。
これからの時代は、患者さんの目の届かないところに如何にお金をかけて、きちんとしたことが出来ているか?でその医院の将来が決まっていくと思います。その1つが感染管理です。患者さんは、その歯科医院がどこまでの感染管理をしているか?を知ることは、できないですね。究極の話、器具を使いまわしていてもわからないわけです、それを性善説で成り立たせているわけです。
だからこそ、管理をきちんとしなければならないわけです。術者から(歯科医師、歯科衛生士、スタッフ)患者さんへ感染させないことは、もちろん、患者さんから患者さんへ感染させない、水平感染予防も重要です。
アメリカは、カリフォルニア州では、1患者さんに対して、出来る限りのものは使いすて、そしてチェアーやチェアーについている器具たちにビニールがかぶせられています。そして、その患者さんの治療が終わればすべて、そのうちの1つの袋に入れて捨てるのです。もったいない、、、、とかいう声が聞こえそうですが、それは適材適所で考えるべきです。医療行為に責任を取るのは、医院側ですから、もったいないから使いまわしてくださいっていう方がいれば、自己責任でどうぞって話です。プラスチック類の滅菌が難しいこと、そして完全な滅菌がなされにくものは、捨てるという選択でいた仕方ないように感じます。
では、実際にどうすればいいのか?

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感染管理のシステムづくりは、誰か1人でも間違ったことをすると意味がなくなっていまうため、まず共通認識を徹底することが大切です。間違ったことの1例をあげると、(グローブを取ってから引き出しはあけましょうと決めていたのに、1人だけグローブをしたまま引き出しを開けている)このケースは、感染したグローブで開けている引き出しを知らずに素手で開けてしまっていたら、その素手の手は感染します、そしてその感染した素手であちらこちら触ったら、感染箇所を増やしていってしまいます。このように1人でも違うことをやってしまうと意味がなくなるということです。
ですから、共通の認識を定着させる、普段の癖をやめる必要があります。
その次に、どこまでのことをやっていくのか?どこまで滅菌するのか?なども含めてですが、基本的には、はいだかんは、使い捨て(金属製のものは除く)、その他タービン、コントラなどの切削器具、歯科衛生士が使用する超音波のチップ、ハンドルなどは、1患者ごとに滅菌して、替える。スリーウェイのシリンジも先端をディスポにするか、1患者ごとに滅菌をかける。
このように決め事をしっかりしていくことが大切です。
そして、滅菌へかけるまでの行程が大事になってくるのです。普通に洗って汚れがとれたように思っているかもしれませんが、取れていない、そしてそれを滅菌かける、汚れが残ってこびりつく、意味がない。。。というようになっていくことが多々見られます。まず、洗浄、消毒、滅菌の知識がない人が器具の清掃をしている。最近、パートでそれだけのために雇われている一般の方も多いのです。それが1つの要因にもあるかと思います。ですから、その方々にもこれからのことを考えて知識をえてほしいのです。そして、雇用する側もそれを学ばせてください。

一般の方がこのHPを読まれるのか?わかりませんが、読んでくださると幸いです。
医療従事者以外の方がこれからやっておくべきことは、免疫を高めることです。私は、昨年本を出しましたが、出版した理由の1つに免疫を高めて欲しいという思いを込めて書いたんです。
これからの時代は、感染症で死亡する方ががんで死亡するよりも死亡率が上回ると厚生労働省がHPで発表しています。

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これは、どういうことなのか?それは、薬剤耐性菌や新種の細菌やウイルスによって死ぬ人が増加するということです。感染症で亡くなる率が上がると言うわけですね。今回の新型コロナ騒動はまさしくこれに当てはまるわけです。免疫が高い人は、感染しても死にはいたりにくいと言われてますよね?そう、自分の身は自分で守らないといけないのです。日本は、保険制度が充実しているためどうしても予防より、治療を優先することに国民も流れていました。しかし、治療ができるのは、治療法があるからであり、治療法がなければできないわけです。ですから、何がやってこようともわれわれの体には、免疫という最強の戦士が体にいるわけで、これを使って予防をするのが一番です。免疫を上げるための方法は、やはり食事は一番身近です。食事内容を見直してください、そしてバランスよく食べる。豪華なものじゃないですよ、しっかり本当の栄養があるものを食べてください。最近の人は、ある種の栄養不足です。無駄な脂質、糖質ばかりとり、体は痩せてないけど、中身が栄養不足ということがあります。そうならないためにも、野菜、魚、お肉をバランスよく摂る。腸を整えることが免疫をあげる秘訣です。ですから、腸内環境をよくすることを心がけてください。
そして、無駄に抗生物質を摂取しないこと!!とくにお子さん。気をつけてください。どうしても必要な場合は、あります。投与しないと死ぬとか、重篤になるとかそう言う時は摂取してください。自己判断をまず、やめて医師へ相談して抗生剤を飲む、飲まないを判断する。このように、私たちでもできることってたくさんあるのです。抗生剤を摂取しすぎると、いざと言う時に効果を示さなくなるおそれがあるため申し上げているのと、私たちの体の中には、摂りたくなくても抗生剤が入り込んでいることもあるからです。ですから、取る分は少なくするに越したことはありません。下のグラフが表すように、飼料や農薬にも抗生剤が含まれていることがあり、それを私たちが食べれば?体に入ってくるわけですね。
食材を安く済ませたいと家計を守るものは、思いますよね。しかし、体が資本であり、健康であるから働ける、娯楽を楽しめるわけです。なにか1つのお買い物をがまんして、食事を見直す機会を作ってみてください。
私も家にいるときは、出来る限りのオーガニック生活を実践しています。

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今回は、長くなりましたがいかがでしたでしょうか?すべてを書ききれないため、かいつまんでになりましたが、少しでもお役に立てれば幸いです。
感染管理のセミナーをしてほしい、マニュアル作りをしたいなどのご要望は、このHPからメールを送信できるようになっておりますので、ご依頼ください。

少しでもみなさんが健やかに過ごせますように。

丸橋 リサ